こんにちは!工務の吉田です
可児市土田の現場で完了検査を行いました。

可児市土田新築現場の完了検査の様子
新築住宅の完了検査とは?
新築住宅の工事が完了した際に、その建物が建築基準法や確認申請内容に適合しているかを確認する検査が「完了検査」です。
この検査に合格すると「検査済証」が交付され、建物が正式に法的な基準を満たしていると証明されます。
しかし、完了検査を受けないまま引き渡しを進めるケースもあるため、建築主としてしっかり確認することが重要です。
では、完了検査の具体的な流れや注意点を詳しく見ていきましょう。
完了検査の流れ
まず、新築住宅の工事が完了した後に、建築主や施工業者が完了検査を申請します。
検査を実施するのは、以下のどちらかの機関です。
- 特定行政庁(市区町村や都道府県の建築担当部門)
- 指定確認検査機関(国が認定した民間の検査機関)
次に、検査員が現地を訪れ、建物が建築確認申請の内容通りに施工されているか、建築基準法に違反していないかを確認します。
その際、以下のようなポイントを重点的にチェックされます。
- 建物の構造や仕様が確認申請書と一致しているか
- 建ぺい率・容積率が適正か
- 高さ制限を超えていないか
- 道路との接道義務を満たしているか
- 消防設備や避難経路に問題がないか(規模による)
そして、問題がなければ**「検査済証」が交付**されます。
しかし、違反が見つかった場合は、是正措置が必要となり、再検査が求められることもあります。
完了検査を受けることの重要性
では、なぜ完了検査を必ず受けるべきなのでしょうか?それには、いくつかの理由があります。
1. 建物の売買や住宅ローンに影響する
完了検査に合格し「検査済証」が発行されていないと、将来的に住宅を売却する際に買い手が付きにくくなる可能性があります。
加えて、住宅ローンの審査で不利になることもあるため、検査済証の取得は資産価値を守るためにも重要です。
2. 違反建築物とみなされる可能性
もし完了検査を受けずに建物を使用した場合、違反建築物と判断されることがあります。
特に、将来的に増改築やリフォームを考えている場合、違反建築物のままでは手続きがスムーズに進まない可能性があるため注意が必要です。
3. 施工ミスを早期に発見できる
完了検査では、建築基準法違反だけでなく、施工ミスや図面との相違点も確認できます。
したがって、万が一問題があった場合でも、引き渡し前に是正できるため、安心して住み始めることができるのです。
完了検査を受ける際の注意点
完了検査をスムーズに進めるためには、以下のポイントに注意しましょう。
1. 施工会社に進捗を確認する
一部の施工会社では、検査を受けずに引き渡しを進めるケースもあります。
したがって、「完了検査はいつ実施されるのか?」を事前に確認し、建築主としても意識しておくことが大切です。
2. 違反があった場合は速やかに是正
軽微な違反であれば、修正後に再検査を受けることで問題ありません。
しかし、大きな違反があると、建物の使用自体が制限される可能性もあるため、事前にしっかりと施工内容を確認しておきましょう。
まとめ:完了検査を受けて安心できる住まいを
新築住宅の完了検査は、建物が法令に適合しているかを確認する重要なステップです。
検査に合格すれば「検査済証」が交付され、今後の住宅の売買や増改築もスムーズになります。
そのため、施工会社と密に連携し、検査が確実に行われるよう確認しましょう。
しっかりと完了検査を受けることで、安全で快適な住まいを手に入れることができます。
🏡家づくりに関するご相談、随時受付中!
📞 お問い合わせはこちら → [0120-9674-26]
📅 資料請求・見学予約はこちら → [予約]
★インスタグラムでも情報発信中!公式Instagram