ローコスト住宅の本質にせまる

ローコストビルダーが花盛りです。

全国展開のパワービルダーから地場の中小工務店まで、

企業規模を問わずローコスト住宅が盛んに建設されています。

これまでの　安かろう悪かろう　ではなく、良質な住宅を安く供給できる

業者が増えたのは本当に良いことだと思います。

建築資材の品質の向上・安定化・施工者の技術アップ、

合理化工法、これらすべてが密接に絡み合ったからこそ実現できた、

日本の住宅の原点ではないでしょうか。

しかし昨今、あまりにも供給業者が増えたため、過当競争や行き過ぎた合理化、

職人方の賃金ダウンによる品質低下、クレーム増加、アフターメンテンナスを

受けようと思っても元請けが倒産していたなど、問題点も増えてきました。

さらに、価格でしか勝負できない住宅会社は、さらに価格を下げて対抗しようとします。

うわべだけの坪単価を下げることは簡単なのです。

必要なものをオプションにしたり、オプション価格を上げるなり、

さまざまな価格操作でお客様を誘導するような営業手法が蔓延しているのも事実です。

数あるローコスト住宅の中から、本当に優れた住まいを選ぶ確かな判断力が

お客様自身に求められています。